ゼルメアに行ったときの話を書きます
初めてのゼルメアだったので、
私の中で勝手に盛り上がっていた心象風景と
チャットの様子が若干の温度差がありますが
ご了承ください。
ゼルメア
それは絶望の権化
その禍々しい牙は、鍛え上げた鎧をいとも簡単に切り裂き
その紅い視線は、奮い起つ精神を犯す魔術となる
ゼルメア
その名を口にすることすら憚られるような
畏怖されるべき存在
名状しがたき神の化身・・・
本来決して交わってはいけない
しかし、私は「冒険者」だ
道義を冒し、険しさを乗り越える
その先にある何かを求めるために
たとえそれが、人としての範あらざるとしても
イコプ、リザレクト。
二人は今まさにゼルメア討伐に挑もうとしていた
リザレクトは「サポでもいけるよ」と言っていたが
しかしそれは彼女なりの優しさだったのだろう
倒れるのは私だけでいい・・・犠牲は少ないほうが良い
たしかに、そうかもしれない それが絶対に勝てない存在ならば
しかし、俺はフレンドを信じていた
恐怖に打ち勝つ強い精神力、悪魔に対抗する強い武力
もはや人としての弱さは全てを捨て切ったような、生粋の冒険者
そんな二人を、私は思いつくことができた
シアン
秘境デマトード高地の奥地にひっそりと存在する隠されしドワーフの里に生まれし女
その戦士の里では、5歳になると千仭の谷から落とされ、生き残った子のみを育てるいう
その里で彼女は手違いで1歳にして谷から落ちた
絶望し泣きぬれる母の前に、しかし彼女は数日後一人生還した
彼女は傷だらけで、その背には大きなダークパンサーの爪痕があった
しかし村人を一番に驚かせたのは
小さなその手に握られていたダークパンサーの牙であった
以後彼女は黒豹殺のシアンと呼ばれ、若くして里の棟梁となった
チルチッタ
グランドタイタス号の奇跡ーあの有名な海難事故を覚えている方も多いであろう
天変地異とも言えるような強大な嵐の夜、
クラーケンの襲撃にあったグランドタイタス号
舟床には幾つもの穴があき、濁流が船内に押し寄せる
最後を悟ったグランドタイタス楽団は、船上で最後の演奏を始めた
海に投げ出されるもの、クラーケンの触手に握り殺されるもの
そんな中、最後まで残ったチルチッタはリュートを握った
一人、彼女が選んだ最後の曲
それは彼女の故郷で、葬儀の際にいつも演奏されていた曲だった
舟、船員、そして自分自身へのレクイエムにー
狂乱の中、彼女がリュートを奏ではじめたとき、奇跡が起こる
殺されたはずの仲間が次々と蘇り、
溺れ死んだはずの仲間たちも次々と舟に舞い戻る
止まらない蘇生のリュート
死と生が永劫回帰のように繰り返される
のちに、よみがえり節と名付けられた奇跡の曲の発見だった
嵐が去り、朝を迎えた時、クラーケンは力尽き海に沈んでいった
チルチッタは救世主たる歌い手として、王宮に迎えられる
以後、その力をもって冒険者としての道を歩み始めたという
最強の四人が集った
集まったメンバーをみて、リザレクトは頬を紅潮させていた。
この四人なら、ゼルメアですら倒せるかもしれない。
イコプ「どうした、リザレクト、震えているのか」
リザレクト「ふふ・・・もちろん、武者震いだけどね。もしかしたら本当に勝てるかも、この四人なら」
イコプはニヤリと笑った。
イコプ「じゃあ、いこうか。リザレクト、案内してくれ」
リザレクト「そうか・・・イコプは一度も行ったことがない場所なんだな」
イコプ「ふふ・・・」
シアン「私もよ」
チルチッタ「私は知っている」
ドラゴンの背にまたがり飛び立つ我々
まさにドラゴンクエスト
ついた
さあゼルメア探索へ!
えっ
ゼルメアって地名なの?
ボスじゃないのか!うっそまじか!
そういえば最初のほうでなんか探索とか言ってたな!そういうことか!
<思い出される集まった時の最初のほうのチャット>
ということでいざゼルメアに入りました。
最初はまったく意味がわからない感じでしたが、運良く鍵を手に入れると奥の方までいけていい装備が拾えるというシステムのダンジョンだったみたいです。
なーるほどね!!
そういう感じね!!
ゼルメア 完
思ってたのとだいぶ違ったけど装備が手に入るのが嬉しい