アストルティアの民の記憶に刻まれし恐怖の災厄。
しかしそれも、安寧の時の流れとともに、だんだんと茫漠とした記憶に変わりつつあった。
戦禍に揺れ続けた大地に訪れたつかの間の平和。
そんな安穏たる生活の中でも、しかし我々冒険者は平和ボケすることなく、日々の冒険を忘れてはいなかった。
「行くぞイコプ!俺たちが・・・暁を救うんだ!」
「待ってろよミンフィリア!」
「あれがクリスタルタワー・・・!」
「古代アラグ文明の技術の結晶・・・望むところじゃない」
「今日は花火大会だー!」
「よしてー!エンティティーに捧げないでー!!」
戻ってきたアストルティア
ということで、しばらく完全に別のゲームをやっていたわけですが、風の噂で「ドラクエ10!バージョン5完結!」みたいな話を聞いたので、「おっそれなら一丁世界を救いに戻りますか」と思ったわけです。
私はバージョン5は私購入してなかったのですが、なんと今のアストルティアはすごくて、ブラウザ版というものを使うと日々の利用券さえあれば、PCでもスマホでも何でもログインできるとのこと!!こいつぁスゴイとばかりにさっそくブラウザ版でログインしてみました。
うわー意外ときれい!
ちょっと画質とか音の途切れとかありましたけど、普通にできそう!これはすごい!
ということで久しぶりのドラクエ10!
再開してバージョン5クリア目指して頑張っていこうと思います!
そして今回はせっかくなので、ストーリーを楽しむにあたりより感情移入できるようにある種の縛りプレイで進めてみることにしました。それがこちら!
題して「ペットと2人でバージョン5をクリアする」!
詳しいルールとしては、
このようにペットモンスターと二人だけでストーリーを進めるというものです。
そもそも、ストーリーって本来盟友がたくさんいたらおかしいわけです。勇者姫の盟友は私だけ!ずっ友!それなのに、サポート仲間を連れてストーリーに進んでしまうと、明らかに私より強そうな盟友たちが集まってしまって、アンルシアもなんだか「あらぺけぴーさんまた会ったわね」みたいな感じで、私もなんだか疎外感!ジェラシー!!俺だけを見てアンルシア!!
ということで、よくわかりませんが、とにかくペットと二人で旅をしたら、よりスリリングで感情移入できる大冒険ができるのではないかと思うわけです。
でも、ドラクエのストーリーって結構ハードル高くて、バージョン3の時の氷の塔のボスとかマジで倒せなくて泣きながら妻がパラディンの装備を必死でそろえて練習しているのを温かい目で見守ってようやく倒せたとか、そんな高難易度の敵も普通に出てくるんですよね。
それを果たしてたった二人・・・いや、一人と一匹で倒して進んでいけるのか・・・?いや、無理に違いない、いくらなんでもそんな無理が通じるほど甘い世界では・・・
パァン!
「目を覚まして!!イコプさん!!」
「ぺ、ぺこ・・・!?」
「しばらく冒険をしていないうちに、臆病者になっちゃったの!?僕たちの絆は、そんな弱いものだったの?!」
「ぺこ・・・!」
「確かに、敵はきっと強敵さ!でも、僕たちの絆があれば、どんな敵にだって打ち勝っていけるよ!」
「そうか・・そうだよな・・・!すまないぺこ・・・俺、自分を見失っていた!そのとおりさ!どんな敵が来ようとも、俺たちの絆は決して引き裂かれることはない!さあ行こうぺこ!二人で世界を救うんだ!」
しかし世界が平和すぎた
ということでやっていくわけですが、とりあえずバージョン5を始めるにあたってどこに行けばいいのかわかりません。
こういうとき、「これまでのおはなし」を見るとだいたい次に行くところはわかったはずなのですが、特段ヒントになる情報がなし。これは困りました。世界が平和すぎる。
こういう困ったときは、どうするか。
そうですね、困ったときは人に聞け。これがこの本当に正しいことなんて一つもない世界で、唯一本当に正しい真実になるわけです。さっそく頼れるフレンドに聞いてみましょう。
見てみると、私の全200人を誇るフレンドのうち、3人という大勢がログインを果たしていたので、その中でも最も近しい親交を持つフレンド、ノンブルさんに聞いてみましょう。ノンブルと私はもうほぼ親友とも言って過言無い距離感ですので、ひさしぶりにログインした私に大喜びでいろいろアドバイスをくれるに違いありません。
さて、一切情報が手に入らなかったどころかお互いの心の距離感がもう光の距離くらい離れていそうなことを確認して終わったわけですが、とにかくこうなっては何とか自力でストーリーをすすめるしかありません。おそらくこういうときは勇者姫に会いにいけば何とかなるんちゃうかというナイスコメントに従い、勇者姫に会いに行きます。
ダメだ!全然世界平和だ!もう平和でいいか!平和ならそれでいいじゃん!
「平和ならそれでいいじゃん・・・」
ということで、平和なアストルティアの夕暮れを見つめるという配信となりまして、放送事故かな?という雰囲気で私もコメントもソワソワしてきたその時、「手紙が届いているのでは」という革命的アドバイスをもらいました。
それだ!!!だいたいこういうストーリー進むとき手紙が届くやん!かーっ忘れてた!何年ドラクエやってるんだ俺!さっそく手紙をチェックだ!!
来てたー!!!
アンルシアから来てたーー!!!
なんか気球に乗りたいらしいです!
ってほんの1時間くらい前に来てた手紙なんですけど、さっきアンルシアに会ったときはそんなこと一言も言わなかったのに・・・どういう距離感なの・・・。まあきっと言葉に出しては言いづらい照れみたいなものがあったんでしょうね。アンルシアも思春期だからね、仕方がないね。
ということで、手紙にあった待ち合わせ場所のキラキラ風車塔に行くと、アンルシアがうれしそうに現れました。あっ完全にこれはデートのようですね。何々バージョン5ってもしかしてそういう感じ?えー!ならアンルシアルート進む?俺ルシェンダルートでもいいかもなー!?
とか言ってたらマジでそんな雰囲気になってきました。
あれ?ドラクエ10?剣と魔法の冒険の物語は・・・?
とドギマギしてたら案の定偽物でした!
ちぃいいいいいいいいゆるさねええええええええアンルシアと俺の恋路を邪魔した罪は万死に値する!!!死をもって贖うがよいピュージュさんよ!!!!
VSピュージュさんとの死闘
ということでいろいろあって、バージョン5の最初の敵はこのピュージュさんみたいです。どうやらピュージュさんは魔界につながる門を開こうとしているそうで、そんなことをしたら魔界から魔物がたくさん来ちゃうわけで、絶対に阻止しなければなりません。うすうす「どうせ開くんだろうなあ」と思っている自分の心の一番しぼりはそっと押し殺して、とにかくピュージュさんと戦うことにします。
勝負だ!!ピュージュ!!
さて、戦闘に先立ってこちらの軍勢を確認します。
まず、私は僧侶114レベル。バージョン5が実装したころは、114レベルまで解放されていなかったくらいじゃないでしょうか?とすれば、私個人の力としてはほぼオーバーパワーレベルなはず。僧侶として有り余って不足ない力のはずです。
そしてぺこ。11回転生を果たしているスライムオブスライムです。今回は私が僧侶なので、ぺこのブーメラン術がメインのダメージソースとなります。複数のピュージュ相手の戦いとなるので、これはブーメランの範囲攻撃が刺さるに違いありません。この勝負、もらったな!!!
「行くぞペコ!油断するなよ!」
「よーしイコプさん!僕たちの絆、見せてやろう!!」
「ぺこぉおおおおおおおお!!」
「イコプさああああああああんん!!!」
vsピュージュ作戦会議
さて、ピュージュ軍団のものすごいメラゾーマ地獄で瞬殺された我々です。
冷静になって作戦会議をします。
「俺の回復が全然間に合わなかった」
「メラゾーマがすごかったね」
「メラゾーマ対策が必要だな・・・とすると、そうだ!道具使いになってマジックバリアを張ればかなりのメラゾーマ対策になるのでは?」
「えっでもイコプさんが道具使いになったら、回復は?僕そんなに回復呪文使えないよ」
「・・・」
「・・・あれっ」
ホイコプ 最強のヒーラー
「ヨロシクネ イコプサン」
「やあやあ久しぶりホイコプ!よろしく頼むよ!」
「ぺこサン 泣イテマシタネ」
「時に冒険は非情が必要になることもあるんだ。それを忘れてはいけない」
ということで、仲間モンスターはホイミスライムのホイコプにチェンジしました。レベルが40なのが気にはなりますが、回復といえばホイミスライムです。これで私は道具使いとしてマジックバリアや攻撃に専念できるわけです。
いざ、再決戦へ。配信をみて応援に来てくれたもぅりんさんに約束します。俺、世界を救ってくると。魔界への門の開門を防ぎ、アストルティアを守るんだと。気のせいか、もぅりんさんの目には光るものがあったような気がします。泣かないでもぅりんさん、俺、絶対無事で帰ってくるから。ホイコプのヒール力、そして道具使いイコプのバフ力が加われば・・・
負けるなんてことが、あるわけがないッ!!!!!
アルワケガナイッ
「おはやいお帰りで・・・」
攻略のカギは呪いガード
さて、何戦か死闘を繰り広げわかったことがあります。
マジックバリアやスクルトで、結構被弾ダメージは抑えられるのですが、最終的にごり押しでやられるタイミングは、呪いとかスタン技で行動不能が続いてしまったときに、ホイコプが落ちる、という負けパターンに入ってしまうのです。
特に呪いは下手すると何手も行動不能になるので、これを何とかしたい。何とか呪われないことが重要となる。そこで見つけ出したのがこちらの装備。
ゼルメアで拾っておいたこの呪い60パーセントのベスト!!
60パーセントなので40パーセントは防御できないとはいえ、無いよりはだいぶん良い!本当はスタン技もガードしたいので、おびえガードなんかも欲しかったですけど、とりあえずあるもので挑戦します。無理だったら装備集めからになるなあ・・・。
ということで、あるだけの装備を整えて、いざ最終決戦!
呪文ガード、炎ガードなどもなるべくつけてピュージュのメラゾーマ地獄にも対策します。
この作戦がはまり、なんとかダメージを抑えながらじわじわとブーメランの攻撃でピュージュのHPを削り、ピュージュの数も減ってきました!
勝利が!見えてきた!
とはいえ、結局私は呪われてしまい、さらに生命線のホイコプのMPも残りわずか・・・。
アイテム禁止しばりなので、ホイコプのMPが尽きた時は最後です。
頼む・・・もってくれ、俺のブーメランよ!!
何度も呪いで動けなくなったり、ホイコプが死亡しながらも天使の守りで奇跡の復活をするなど、一進一退の攻防が続く中、ピュージュの数は減っていきました。
そして、ついに。
私の渾身のギガスローが。
悪を滅したのだった!!!!
ヤッター!!!
開いた、魔界の門
ということで、試行錯誤のすえ、なんとかピュージュを倒せました!
いやー二人でもなんとかなるもんだな!いろいろ作戦を考えたりするのが結構楽しかったし、これはいい感じでやっていけるかもしれない!Ver5!このまま二人旅でクリア目指すぞ!
まあ最初の雑魚ボスっぽいピュージュでこれだけ大変だったわけで、実際マジな奴のボスが来たらどうなるか不安はありますが・・・。いざとなったら、最終兵器、「いざとなったらプクリポはペットとする」の一文を発動させることで何とかこう乗り切りたいと思います。いやなるべく最終手段にしたいところですが。
ちなみに、予想通り普通に門が開いたので、魔界へとつながる道は開けてしまったのですね。このあとめちゃくちゃカッコイイオープニングをみて超絶テンションがあがったので、ストーリー楽しんでいきたいと思います!
ブログに全部書くことは多分できないので、のんびり配信とかしながら進めていきます。超絶お暇な方は応援とかアドバイスに来てくれると嬉しいです!
それではまた!イコプでした!